BRAZIL

ブラジル

国名
ブラジル連邦共和国 (Federative Republic of Brazil)
首都
ブラジリア Brasilia
(南緯15.45/西経47.57/GMT -3)
人口
約2億40万人(ブラジル地理統計院推定、2014年)
面積
面積/851万1,965平方キロメートル(日本の約23倍)
公用語
ポルトガル語 (英語は空港、ホテルの一部で通じる)
宗教
カトリック89%、プロテスタント 7%
電圧
サンパウロ、リオデジャネイロ、イグアス 
    : 60Hz、110V/A(日本と同じ)&C
マナウス: 60Hz、110か220V/A(日本と同じ)&C
通貨
通貨:レアル 記号:R$ 
(US$1=R$4 1レアル=約28円  2016年1月現在)
*日本からは必ずアメリカドルの小額紙幣をお持ち下さい、日本円の両替は出来ません。
又、現地通貨は使い切る事をお勧めします。
(通常アメリカドルで買い物が出来ます。一部安いホテルや商店、レストランでは現地通貨のみとなります。)
*両替はホテルで出来ます。
クレジット・カ-ドはホテル、レストランなど観光客の利用する場所では、ほとんどのクレジット・カ-ドが利用できますが、安いホテル、一般商店、食堂には利用できない場合が多々あります。 

■営業・執務時間
銀行と公共両替所/10:00~16:00 月~金
一般商店/08:00~12:00、14:00~18:00
日曜・祝日は休み
時差
リオデジャネイロやサンパウロ、ブラジリアの場合、日本とブラジルの時差はマイナス12時間。
日本が12時になるとブラジルは同じ日付の0時となる。
夏時間(10月~2月)の期間中はマイナス11時間。

(夏時間を実施する州)
エスピリト・サント州,ゴイアス州,サンタ・カタリーナ州,サンパウロ州,パラナ州,
ブラジリア連邦直轄区,マット・グロッソ州,マット・グロッソ・ド・スーウ州,
ミナス・ジェライス州,リオデジャネイロ州,リオ・グランデ・ド・スーウ州
気候
ブラジルは国土が広いので地域差がありますが、一般的に11月から2月までが真夏、6月から9月までが冬に相当します。
基本的に服装は日本の初夏から夏にかけての服装をご準備下さい。
リオデジャネイロ、サンパウロは四季の区別はあまり無く、年中温暖の為春~夏服が適当です。
山岳地帯のイグアスは、時には冷え込む事もありますので、上着を1枚お持ち下さい。
滝観光の際濡れることも予想されますので、雨合羽が必要です。
マナウスのジャングル地帯では、夏服で結構ですが太陽や蚊から肌を守る為、薄手の長袖シャツ・ズボンもご用意下さい。
*その他虫よけスプレー、蚊取り線香、帽子、サングラス、日焼け止め薬等もご用意下さい。
*中南米を訪れる際は正装は特に必要有りません。
スリや盗難が多いので、高価な貴金属を身につけたり華美な服装は避けるようにお願いします。
又、飛行機やバス内のクーラーは現地の人に合わせる為強すぎる事が有りますので、セーターやカーディガン等をご用意下さい
チップ
欧米と同じく、チップの習慣があります、レストランではかかった料金の10%程をチップとしてテーブルに置くのが常識。 
枕銭は1部屋お一人様 US$1.00程
通信
日本からリオデジャネイロにかける場合:
(国際通話ダイヤル)001+(ブラジルの国番)55+
       (0を取った市街局番)21+(相手先電話番号)

リオデジャネイロから日本へかける場合:
(国際通話ダイヤル)+(日本の国番)81+(0を除いた市外局番)
 東京は3+(相手先電話番号)

*海外から日本への国際通話ダイヤルは、ホテル等により異なります。
飲料水/お食事
水はミネラルウォーターをお買い求め下さい。
(現地の人はガス入りの水を飲む習慣が有りますので、必ずノン・ガスもしくはポルトガル語でシン・ガスと言ってお求め下さい。)
代表料理はシュラスコと呼ばれる焼き肉料理。地酒はピンガと言うサトウキビから作ったお酒でカイピリーニャというカクテルが有名
お土産
ブラジルでのお土産はコーヒー、革製品、木彫品、蝶の羽の画、貴石の飾り物、宝石、インディオの民芸品他、最近はサッカーグッズが人気です。 
宝石は中でもアクアマリンが有名です。その他日本でも有名になったプロポリス、アガリスク等
風俗/習慣
親指と人差し指で輪を作りOKを意味するサインはブラジルでは悪い意味を表しますので絶対にしないように。
OKサインは親指を立てます
行事
1月01日
元旦
2月24日~25日
カーニバル
3月25日
キリスト受難の日(聖金曜日)
4月10日
聖金曜日
4月21日
チラデンチス記念日
5月01日
メーデー
6月11日
聖体祭
9月07日
ブラジル独立記念日
10月12日
聖母アパレシーダの日
10月28日
公務員の日
11月02日
諸聖人の日(死者の日)
11月15日
共和宣言記念日
11月30日
エヴァンジェリコの日
12月25日
クリスマス

在ブラジル日本国大使館

■住所
SES Quadra 811, Lote 39
Brasília – DF
CEP: 70425-900
BRASIL

代表電話/(55-61)3442-4200
代表FAX/(55-61)3242-0738
領事FAX/(55-61)3242-2499
夜間連絡先/(55-11)3351-7289p

■受付時間
月曜~金曜 9時~12時 13時30分~17時30分
*午後の査証受付は16時まで。
*新型コロナウイルス感染症の予防策の一環として,当館では,入り口において非接触型体温計を用いた体温計測を実施させていただいており,また,マスクの着用についてもご協力をお願いしております。体温が37.5℃以上ある方,または,マスクの着用の無い方は入館をお断りしておりますので,ご協力とご理解の程よろしくお願いいたします。

連邦区、ゴイアス州、トカンチンス州、セアラ州、リオ・グランデ・ド・ノルテ州、パライバ州、
ペルナンブコ州、アラゴアス州、セルジッペ州、バイア州パラー州、マラニョン州、ピアウイ州、アマパー州。

なお、ベレン領事事務所及び在レシフェ出張駐在官事務所でも領事業務を取扱っています。

リオのカーニバル

2020年 カーニバル パレード結果発表!

1位: VIRADOURO

2位: Grande Rio

3位: Mocidade

4位: Beija-Flor

5位: Salgueiro

6位: Mangueira

2020年スケジュール

開始時間は毎年1~2時間程遅れるのが常識になっております。

2020年2月23日(日)

21:15~ ESTACIO DE SA
22:20~ VIRADOURO
23:25~ MANGUEIRA
00:30~ PARAISO DO TUIUTI
01:35~ GRANDE RIO
02:40~ UNIAO DA ILHA
03:45~ PORTELA

2020年2月24日(月)

21:15~ SAO CLEMENTE
22:20~ VIA ISABEL
23:25~ SALGUEIRO
00:30~ UNIDOS DA TIJUCA
01:35~ MOCIDADE
02:40~ BEIJA FLOR

会場案内 SAMBODROMO(カーニバル会場)

★雨天決行(もし降り出したら合羽販売員が出ます) 傘の使用は禁止です。
★230箇所に警察の警備ポイントがございます。
★消防隊員250人が待機しております。

2022年~2025年までのカーニバル期間(予定日)

2022年4月20日~30日 (水曜日~土曜日)
2023年2月18日~21日 (土曜日~火曜日)
2024年2月10日~13日 (土曜日~火曜日)
2025年3月01日~04日 (土曜日~火曜日)

**4日間がカーニバル期間で、そのうち2日間に分けてカーニバル会場(サンボドロム)にてパレードコンテストが行われます。

【カーニヴァルの由来】

CARNAVALE カルナヴァルエ、ラテン語の CARNE カルネ(肉)からきていると言われております。
この謝肉祭は世界中のカトリックの国の祭りで現在も行われており、以前は特にリスボンが大変有名であったと言われていましたが、今日ではリオの熱狂さには足元にも及びません。謝肉祭はキリストの復活を祝う復活祭(イースター)前の40日間を四旬節とし、四旬節の土曜日から火曜日にかけて催されます。復活祭を期日として月暦にてカーニヴァルが決まるので年毎に違う期間になります。

■復活祭

祭りのあった日から40日後にキリストが復活したのを祝う祭りで、その2日前の金曜日にキリストが処刑され、2日後の日曜日に復活したといわれております。以前は四旬節の全ての金曜日には肉だけでなく絶食したといわれておりますが、今日では復活祭(日曜日)の2日前の金曜日(HOLLY FRIDAY または GOOD FRIDAYと呼ぶ)のみ肉を遠慮するようになったようです。

■灰色の水曜日

この日から四旬節が始まります。すなわちこの期間は、復活祭を迎えるにあたり禁欲を強いられるのでこう呼ばれてます。故に、カーニヴァルの期間はハメをはずしてメチャクチャに楽しむのです。

リオのカーニヴァルは世界中で最も熱狂的といわれており、この期間世界中から集まる見物客で市内は2倍にも3倍にも膨らむともいわれております。もちろん、官公庁は休みとなります。リオの住人は大人、子供も各々の衣装を身に着け、お金の無い人も有る人もそれぞれ4日間狂ったように楽しみます。
また、他州・外国からもカーニヴァルに参加する人がたくさん見受けられます。よくリオでカーニヴァル期間中に何人死んだとか、殺人があっとか報道されますが、これは睡眠時間も十分取らないで暑い中を踊り狂い、喉が渇くとピンガ(日本でいう焼酎、こちらではサトウキビから作られるかなり強いお酒)を飲みまた踊るの繰り返しから起こる急性アルコール中毒や酔って喧嘩による殺人等であり、観光客には当てはまらないと言っても良いでしょう。
観光客が見物するリオのカーニヴァルは、特別に作られた会場で行われるものでありますが、一般市民が楽しむカーニヴァルは各町内で行われます。この町内のカーニヴァルが市民の楽しみで、よく1年間貯めたお金で衣装を買って楽しむといわれるように4日間心底楽しみます。

観光客が見物する会場は、マルケス・デ・サプカイア通りに常設された会場(サンボドロム)にて催されます。(1984年に完成するまでは各年仮設の観覧席が設置されました。この常設会場の設計者は都市ブラジリア、ニテロイの博物館を設計、そして1947年国連ビルの設計グループの一人でもあるオスカー・ニイマイアーであります。)会場の広さは85,000平方メートル、全長650メートル、収容人員88,500人です。以前はカーニヴァル期間以外は学校に使用されていましたが、現在は使われておりません。 この会場でのパレードはAグループと呼ばれる14チームが2日間にわたり練習の成果を90分で競います。14チーム中、下位2チームがBグループに落ち、Bグループの上位2チームがAグループに上がります。Bグループが行う場所は、リオ・ブランコ通りでここは無料で見学ができる為、いろいろな人がおります。もし見物に行かれる場合は持ち物に十分注意が必要です。

A、Bグループは各サンバ学校のチームであり、その数は5,000名前後で多いチームで6,000人を越すところもあります。学校と呼んでいますがクラブのようなものです。どこの学校も5,000人もの行進は全員一緒にできないので何組かに分かれて練習するにもかかわらず、当日にきっちりと1つの流れにしてしまいます。(総出演者5万人を越すと言われており、世界最大です。)
よくブラジル人はまとまるのが嫌いとかできないとかいわれますが、これを見ると本当にやる気ならできる凄い国民と思われるかもしれません。ただ、実はそれを自分たちの楽しみのためにしかやっていないのがブラジル人の良いところかもしれません。
Aグループになるとやはりスポーツ選手、歌手、俳優等の有名人が参加させて良い点を取るように大変な努力をしています。よく「1年の貯金をはたく」といわれますが、Aグループに出てくる装飾を見るとそれだけでは無理なようで、やはりパトロンが付くようです。

【採点表】

(採点方法は持点300点の減点制で下記の10項目 1項目10点x3=30点で採点されております。)

*Beija-Flor の例

チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 合計 順位
Beija-Flor 30点 30点 30点 29.5点 30点 30点 30点 30点 30点 30点 299.5点 2

**採点基準**

1: MAESTRE-SALA E PORTA BANDEIRA
チームを代表する旗を持つ男女の組踊り、子供のカップルもいて年齢別に3組位参加している。
2: COMISSAO DE FRENTE
先頭隊(いわゆる露払い)でチームを会場全体に紹介する意味で重要な位置にいる踊り子の仕上がり具合
3: FANTASIAS
テーマに添った全体の衣装
4: ALEGORIAS E ADERECOS
テーマに添った山車の仕上がり具合(制作費は1台約15~30万ドルとも言われています。)
5: CONJUNTO
テーマに添った全体のバランス
6: ENREDO
テーマ曲の歌詞や編曲
7:EVOLUCAO
テーマに添った全体の盛り上がり具合
8: HARMONIA
テーマに添ったハーモニー
9: SAMBA ENREDO
テーマ曲の仕上がり具合
10: BATERIA
打楽器隊 (300~350人程で演奏。)

**減点基準**

A 200人以下の打楽器隊 (リズムを取るのにもっとも重要なパート、チームの魂とも言われています。)
B 70名以下のバイアーナ(バイーア風の裾の大きいスカートをはいた女性達)
C バイアーナに男性が参加している(殆どが女性の為)
D 生きている動物の参加
E 打楽器隊に管楽器を入れる
F 5台以下、6台以上のアレゴリア(各チームが趣向を凝らして作る山車の事)
G 10人以下、15人以上のコミソ(チームの先陣を切って搭乗する露払いの事)
H アレゴリア(山車)をモーターで移動させる(20-30人が外から人力で押さなくてはなりません。)
I 性器の露出(全裸は大減点)
J アレゴリア(山車)や衣装に、大々的に企業広告をしてはいけない。
K 審査員に賄賂は禁止
L パレードの時間には上下限(最長限度は1時間20分)が有り、これを越えても減点になります。

*皆様も独自で採点してみて下さい。

【お願い】

現地の人のアドバイスは必ず守って下さい。自分は世界中行っているので大丈夫、と守ってくれない人が一番問題を起こし他人に迷惑を掛けてしまいます。
パスポート、現金は金庫に保管されるようお願いいたします。ホテルが発行するカードで身分保証になるので問題ありません。官公庁が休みとなりますのでパスポート再発行の手続きなどは水曜日の午後からしかできません。
道路の横断等には十分気を付け、信号は信用せず必ず止まって自分の目で確かめてから渡るようにして下さい。この期間飲酒運転が増え、また元々車優先と思っているので日本のように止まるだろうと思わないで下さい。
散歩するときは普段着で、身に着ける物はあまり目立たない物にして下さい。たとえ安いと思っていても盗る方はからは分かりません。また、必ず2~3人で行動し、写真を撮るときは仲間同士で撮るようにして、子供等知らない人には頼まないようにして下さい。そのまま持ち逃げされることがあります。
パレードは翌朝7時頃に終わりますが、途中でホテルに戻りたいときは夜中12時以降各パレードが終わると会場内からバスでホテルに(各ホテルを巡回)戻れます。ただし、カーニヴァル期間中は会場内に入れるバス台数が観光局によって規制されますのでグループ毎の使用はできません。
会場で席を外したら自分の席が他人に占領されていた場合、自分で言わずに必ずガイドに話し、会場の整理係から話してもらうようにして下さい。言葉が通じても自分で祭りに酔っているのでもめ事になります。

お奨め:
やはり12時近くになると何か食べたくなりますし、次のパレードまでの間がありますので、お菓子等をお持ちになり、また交換などして一層旅仲間を増やすのも良いのではないでしょうか?会場でも売っています。
服装は軽装で汗、雨等で汚れても良い物。雨期のため、一応雨具(レインコートが良い)と長時間座るので座布団(空気で膨らませる)等を用意をされた方が良いでしょう。ホテルのタオルを座布団の代わりに使用しても構いませんが必ず持ち帰って下さい。無くすと弁償だけではなく、グループ全体の道徳が疑われることになります。
世界中の人々が見物したがっているリオのカーニヴァルの雰囲気に酔って一緒にリズムに乗り、チームの一員になったつもりでサンバを踊ってみて下さい。カーニヴァルとは何か?見つけられるかもしれません。

【ブラジル各都市のカーニバル】

もちろんリオのカーニバルは世界的にも有名ですが、この時期お祭りが行われるのはリオだけでは有りません。

●マナウス「ボイ・ブンバ」

マナウスから東へ420km、アマゾン川南岸の湖沼地帯に有る町「パリンチンス」で繰り広げられる
アマゾン最大の祭りで、観客動員数は世界でも5本の指に数えられる程多く必見の価値有り。
町中や観客までが「青組」と「赤組」に別れて応援する様は圧巻。

●サンパウロ

リオのカーニバルに負けないよう年々豪華にレベルアップしているカーニバルで、サンパウロッ子(パウリスタ)の熱が伝わってくるカーニバルです。
さすがサンパウロは都会のカーニバルだけあって、順序正しく各チームがブラジル500年の歴史の一幕を役割分担して踊る。
練習さえすれば誰でも参加できるのも特徴の一つです。

●サルバドール

バイーア州の州都サルバドール、バイーアとも呼ばれるこの町は、アフリカからサトウキビ農園の労働力として連れてこられた
黒人が独自の文化を創り、この地に溶け込みアフロ・ブラジリアン文化を開花させました。
カーニバルとなると1万人を越えるアフロ・ブラジリアン達がインド風の白装束をまとい、踊りまくるグループがあったり街全体の鼓動しているような太鼓隊、歌、パーカションなどその迫力は圧巻です。

●レシーフェ・オリンダ

ペルナンブコ州の州都レシーフェではリオやサンパウロと違ってカーニバル会場が有りません、いわゆる街全体が会場です。
他の地域に先立って、1週間前から始まるカーニバルではどこからともなく現れた踊りのグループが町中を練り歩いております。